structure 構造

安心という保証を、いつまでも

マンションに長く住んでいただくためには、地盤や基礎に安心感を持っていただくことが大前提となります。そのためには、しっかりとした地盤調査は欠かせません。リーフィアレジデンスでは、ボーリング調査による地盤調査はもちろん、法令等の定めによらず必ず土壌汚染調査も実施。確かな安心が実現されています。

地盤概要について

リーフィアレジデンス世田谷桜丘において、建物基礎計画のために地盤調査が実施されています。地盤調査結果は、地盤面に近いところから約13m付近までは関東ローム層が堆積し、以深は上総層群層となっています。本建物では規模や建物重量を踏まえ、地盤面より約13m以深のN値50以上の上総層群層を支持層とする杭基礎が採用されています。この層は非常に強固であり、杭の良好な支持層として適しています。

N値とは?

地盤の強さを示す数値です。標準貫入試験でサンプラーを深さ30cmまで貫入させるのに必要な打撃回数の値で、N値が高いほど地盤の強度は高くなります。通常、N値50以上を示す層が支持地盤に最も適しているとされています。

土壌汚染調査

リーフィアレジデン世田谷桜丘は、土壌汚染対策法に基づく要措置区域外ですが、土壌汚染調査を実施。その調査結果により、本計画においては土壌汚染対策法上の特定有害物質による土壌汚染の可能性が小さいことが確認されています。

液状化調査

リーフィアレジデンス世田谷桜丘においては、地盤調査時に採取した試料を元に、液状化調査を実施。その結果、液状化が発生する可能性は極めて低いことが確認されています。

高い耐震性を確保した、基礎構造

マンション地下に造成した杭で建物をしっかりと確実に支える杭基礎工法が採用されています。地下約13m以深のN値約50以上の強固な地盤まで既製コンクリート杭を58本(建物下46本、雨水槽下12本)建て込む「プレボーリング拡大根固め工法」が採用され、高い耐震性が確保されています。

エコと万一の際を考えた、構造・躯体の工夫

マンションのエコは、先進エコ設備を導入するだけではなく、建物の構造・躯体を工夫することでも実現できます。そのひとつが、外からの熱を入れず、中の熱を逃さない断熱性能を高めることです。

省エネルギーに配慮した次世代型断熱仕様

太陽熱を受けやすい屋根、外気と接する外壁、外気が伝わる最下層住戸の床下には硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの断熱材が施されています。外の熱気や冷気から快適な室内環境を守ります。

【断熱部位と断熱材の仕様等】
※室内熱橋対策(一部住戸のみ)に関しては外周部から450mm以内の範囲となります。 ※壁の断熱材については、断熱性能計算もしくは仕様規定に基づき次世代断熱仕様としています。※計算により部屋によっては概念図と異なる場合があります。

 

独自の基準で、住空間の安心を支える構造・躯体

建物の構造・躯体がしっかりとしていなければ、様々な障壁が生まれます。リーフィアレジデンスは、国の建築基準に加え、独自の施工標準を設けそれを守ることで、いつまでも安心して住み続けられる住空間が創造されています。

[1]自身の揺れに強い溶接閉鎖型フープ

柱の鉄筋には、つなぎ目を強固に溶接する溶接閉鎖型フープが採用されています。一般的なフック付フープに比べて粘り強く、耐震性の高い構造になっています。地震の揺れにも強い強固な建物が実現されています。※一部除く

[2]高い強度のダブル配筋      

建物の鉄筋を格子状や箱状に組み上げる行程で、床や耐震壁の鉄筋を必要に応じて二重にするダブル配筋が採用されています。これにより、コンクリートのひび割れが起きにくく、シングル配筋に比べて高い強度と耐久性が実現されています。

[3]サビ・ひび割れ補修を防ぐコンクリートかぶり厚

中性化と鉄筋のサビによるコンクリートの腐食・ひび割れを防ぐためには、鉄筋を包むコンクリートの厚み(かぶり厚)が適度に確保されていなければなりません。本建物では、JASS5で規定されている最小かぶり厚+10mmを設計かぶり厚さとし、屋外の土に接していない部分の柱・梁・耐力壁で、耐久性上有効な仕上げを施す場合の設計かぶり厚さで40mm等とされています。

[4]耐久性の高いコンクリート構造

床や柱などの躯体(鉄筋コンクリート部)には、30N(ニュートン)/mm²の強度の高いコンクリートが採用されています。その数値はおおむね1m²のコンクリートに対して3,000トンの圧縮に耐えうる強さです。強度が高く、緻密で中性化しにくく、耐久性の高いコンクリート構造としています。
※日本建築学会の鉄筋コンクリート工事標準仕様書(通称JASS5)に基づき大規模補修不要予定期間が100年(理論値)と想定されています。 ※表記の数値は、コンクリートの耐久性のみを示した理論値で、マンションのメンテナンスが100年不要ということではありません。 ※杭・外構工事を除く

[4]コンクリートの劣化を防ぐ水セメント比

コンクリート強度と耐久性を左右する水セメント比(セメントに対する水の比率)を50%以下に抑え、より高いコンクリート強度が実現されています。水の比率が高いと、コンクリートの中性化が早まり、コンクリート自体の寿命を縮めてしまうことになります。これを防ぐために独自の基準を設け、配合の段階から劣化の軽減が図られています。
※杭・外構工事を除く

外の音と中の音を抑える、防音・遮音への配慮

マンションの暮らしには、外からの音と隣の住戸や上階の住戸からの生活音があります。これらの音をいかに抑え、静かな住空間を造るかは、快適な生活のひとつの大きな要素です。リーフィアレジデンスは、壁や床をはじめ、サッシなど、音の侵入口に最適な防音・遮音を施し、住み心地のよい住環境が創造されています。

[5]サッシの遮音性能・ガラスの遮熱性能

遮音性能にすぐれたT-1、T-2、T-3等級相当のサッシが採用され、音に配慮されています。また、ガラスは断熱性能にすぐれ、結露対策にも有効な複層ガラスが採用されています。
※外部の発生音により室内の音環境への影響は異なります。※サッシ等級値は、JISで定める音に関する評価基準であり、実際に取り付けられた住戸では、その等級値と異なる場合があります。※実際の住戸では通気口その他の開口部があるため、遮音性は取り付けられたサッシの遮音性能より低下するのが通例とされています。

[6]上下階の住戸に対する防音対策   

床材を防振ゴム付の支持脚で床スラブから浮かせた二重構造を採用。床材の床軽量衝撃音低減性能は⊿LL(Ⅱ)-3です。また天井においても二重天井とし、配管を直接スラブに埋め込んでいないため、メンテナンス性の向上とともに、将来のリフォームにも対応することができます。
※⊿L等級は床材の衝撃音レベル低減量の試験結果によって表示される等級です。※実際の建物の床衝撃音レベル低減量は躯体性能や壁際・開口部の納まりによって変化しますので、⊿L等級と一致しない場合があります。また、数値は実際の住戸内における遮音性能を保証するものではありません。

[7]パイプスペースの遮音対策     

住戸内排水竪管の通るパイプスペースで、居室に隣接する部分には、排水竪管にグラスウールと遮音シートを巻き付けた上、石膏ボードを2枚貼りとした遮音対策が施されています。
※配管・配線の関係で天井内・床下の壁部分に一部開口が生じます。

[8]パイプスペースの遮音対策   

隣戸からの生活騒音には、隣戸との間の壁である戸境壁の厚さを厚くすることが効果的です。本物件では、鉄筋コンクリートで約200mmの厚さが確保され、遮音性とプライバシーに配慮されています。(一部乾式間仕切あり)

[9]パイプスペースの遮音対策 

居室と他の居室間の壁※1を12.5mmの石膏ボード貼りにされています。また、居室と水廻りの間の壁※2は石膏ボード片面2枚貼りとした遮音対策が施されています。
※1 配管・配線の関係で天井内・床下の壁部分に一部開口が生じます。※2 居室とユニットバスを除く。

住宅性能評価を取得

2000年10月にスタートした「住宅性能表示制度」。マイホーム購入に際してのさまざまなトラブルを未然に防ぐため施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により一定の基準で住まいの性能を評価する「住宅性能表示制度」が制定され、国土交通大臣の登録を受けた第三者評価機関による住宅性能評価書の交付が行われるようになりました。

東京都マンション環境性能表示

マンション環境性能表示は、大規模な新築又は増築マンションに、「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「太陽光発電・太陽熱」「建物の長寿命化」「みどり」という5つの環境性能を示すラベルの表示を義務付ける制度です。マンション環境性能は、マンションの建築主が都に提出する建築物環境計画書の内容に基づいて評価します。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。